HSPでも『お弁当作り』が無理せず楽しく続くコツ
料理が好きじゃないと【お弁当作り】を楽しく続けるのは無理?
自他ともに認める食いしん坊の私ですが、自分で料理をするのは好きでもないし、得意でもありません。
出来ることなら『料理上手で特に煮物・煮魚が絶品なロボット』が1体 欲しいと願う程です。【ドラえもん】なら言うこと無し (笑)
尚、私が作るお弁当は『職場でのお昼、大人ひとり分、食べるのが自分』となんともお弁当作りのモチベーションが上がらない要素ばかりです。
そんな中で色々と試した結果、私が『無理せず、しかも楽な気持ちで楽しくお弁当生活を続けられるコツ』をについて書いてみました。
HSPとは
【引用】
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感で、
周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。
HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について
▽HSPに関する過去の記事です
じっくりひとつの物事と向き合うことが得意で、急かされる作業は苦手なHSP。
どちらかと言えばシングルタスクのHSPに、マルチタスクの代表格『料理』はかなりハードな作業と言えます。
その中でも【お弁当作り】は、朝の慌ただしい限られた時間の中で朝食の他にもう1食作るといった【離れ技】と感じるほどハードルが高いこと。
そこでHSPでも無理なく続けるためのコツになると考えたのが以下の2点です。
- 苦手な【マルチタスク】をシンプルにして【シングルタスク】に近づける
- 考えることを少なく、ルーティンワークまで落とし込む
このコツのため【押さえておきたいポイント】が以下の通りです。
お弁当作りの前に、まず押さえておくこと
では早速、お弁当作り・・・と行きたいところですが、続ける上で大切なポイントがあります。ここを押さえおけば、お弁当作りのハードルもぐっと下がります。
【朝に手間暇かける】のは無理と諦める
そもそも朝に労力を使いすぎると、HSPは日中に力尽きることになります。出来るだけ最小限の作業で知力・体力温存していきましょう。
【色どり・インスタ映え】と真逆【地味弁】でいく
自分のお弁当です。『自分だけ楽しめる』もしくは『自分だけ食べたいと思う』お弁当を目指します。そこに他所さまの評価による『自己肯定感』はいりません。
いっそのこと作れたらOKの気持ちでいましょう。
【栄養価】は二の次、三の次
こうあるべき思考のHSP、完璧を求めず栄養価の充実は『お昼以外の食事で』と割り切り、全ての栄養素を摂るとしたら『一週間単位』で帳尻を合わせましょう。
『野菜ジュースを一緒に飲めばクリア』などでも良いんじゃないでしょうか。
はじめは、週1~3日から
無理してでも続けようとしてしまうHSP。仕事じゃないので、連日の勤務や家事、体調不良や気分がのらないなど【しんどい】と思ったときは手を抜きましょう。そして、すぱっと潔くお昼を買うのを楽しみましょう。
お弁当のメニューについて、押さえておくこと
次にお弁当に入れるメニューです。
でも「何を入れたら良いのか・・・」と悩む時点でHSPは頭が疲弊します。
おしゃれなレシピを見て「あ、コレ食べたいな」と思っても、実際に作るとなるとそれなりに時間と労力と材料のコストがあります。
あれこれレシピをたくさん見たりするけれど、結局は眺めるだけでウンザリ状態になりがち。
そこでメニューについても押さえておきたいポイントがあります。
新しいメニューよりも【普段よく食べるメニュー】
新しいメニュー開拓も良いけれど、普段作り慣れている方が何かと便利。
調味料ひとつとっても新しく購入しなくていいし、失敗が少なく・味に馴染みがあります。
たまに新しいメニューを加えて、普段は慣れたお惣菜でローテーション。
おかずの主菜・副菜は、『つくりおき』や『朝にレンチン調理』
出来るときに、普段 食事のお惣菜作りを人数多めに作ったり、予め【お弁当と食事】兼用したお惣菜を1~2品『つくりおき(作り置き)』します。
調理は事前に行って保存し、お弁当の分を『朝は温めたり解凍して』詰めるだけにすると最小限の工程で済みます。
また火を使う調理は、調理器具も多く使うので洗い物も多くなりがち。コンロ周りの掃除を含めるとそれだけでかなりの作業量です。
それに比べ『レンジ調理』は器が調理器具になるので洗い物も少なく、レンジ対応の保存容器であれば、保存と調理の両方を賄えます。
余裕があるのであれば、『炒めるだけ・蒸すだけ・焼くだけ』といった1工程だけにとどめると良いかと。
基本【ごはん+おかず3品】
お弁当の大きさによりますが、ごはんを詰めておかず3品【主菜(メイン)と副菜2品】である程度の食べ応えのあるお弁当に仕上がります。
主菜に『肉や魚の1品』、副菜は『野菜や乾物を使った1品』『玉子を使った1品』などに固定すればさらに考えることが最小限になります。
ごはんの上に『のせる』でバリエーションを増やす
ごはんの上に、のせるだけ『梅干し、漬け物、ごま、ふりかけ(わかめ、ゆかり もおすすめ)』など箸休めや味のバリエーションが豊富に。
おかずの1品は【玉子メニュー】で固定
玉子を使った1品は、味付けたまご(ゆで卵をたれやだしで漬け置く)や玉子焼き、スクランブルエッグなど。冷凍や冷蔵保存が可能なメニューであれば、朝は解凍するだけ。
野菜や乾物を使った1品は『つくりおき』や『温野菜』
『つくりおき』が無いし時間も無ければ、茹でたり蒸したりした野菜や冷凍野菜を解凍してマヨネーズやドレッシングなどと和えて終わり。
栄養よりも『食べたいもの・手のかからないもの』を入れる
自分が食べたいものが入っていれば、お昼の時間が楽しみになり、お弁当作りのモチベーションに繋がります。
手のかからないものの代表的な品は『和えるだけ、混ぜるだけ、のせるだけ、つけるだけ』極めつけは『(お弁当箱に)詰めるだけ』とワンアクションを多用すると非常に楽です。
同じ品が続いてもよしとする
毎日違う服をコーディネートすると同様に、『毎日違うメニュー』という掟や神話はもはや無用。
『服の制服化(制服のように一定パターンをローテンションする)』と同じ考えて、定番のメニューを繰り返し続ける1週間でもよしとします。
加工食品を使うのをよしとする(むしろ率先して使う)
イ〇イのミートボールやセ〇ンのハンバーグ、私の好きなお惣菜はコンビニやスーパーにたくさんあります。冷凍食品まで入れれば数えきれないほど。
手作りにこだわるのも良いですが、アレルギーの問題がなければ こういった加工食品をそのまま入れることに罪悪感を持つ必要はありません。
『調理に手間がかかる、家人が好きじゃない、昔から好き』などで選んだり、味を楽しんで食べたら良いと思います。
しかも食べ飽きてしまってもアレンジすれば、さらにバリエーションが増えますよ。
心躍るお弁当グッズを準備する
お弁当箱の素材によって『ごはん』や『おかず』の味や食感が変わります。
「物から入るのはどうなんだろう」というご意見もありますが、普段食べている食材でも美味しく食べれる方が、お弁当作りのモチベーションにより繋がります。
今まで『ジップロック スクリュータイプ』を使っていましたが、今年1月から『曲げわっぱ』にしたところ『お米』の美味しさが変わりました。
この曲げわっぱ、ウレタン塗装と無塗装で吸湿の差があり『ごはん』の味や食感に違いがあり、ますますお弁当生活にハマりました。
▽3品でもなんとかなる地味弁は最強 レンチンして詰めただけ
▽ソーセージを切ってケチャップで炒めた以外は、レンチンして詰めただけ
▽大好きな唐揚げは『ほっともっと』、後はレンチンして詰めただけ
【曲げわっぱ】と言っても、値段がお安いものから高いものまでピンキリ。
私が匂いや味に敏感なので、3種類の国産曲げわっぱをローテーションで使っています。
最後に
私自身のお弁当作りの経験と言えば、20代の頃に1時間半かけて2人分を1年半作ったことです。
あれは気力体力共にあったこと、人のためということでモチベーションもあったのでしょう(遠い目)
30代後半に入ると『限りある時間・気力体力をいかに好きなことに充てるか』と日々過ごす中、お弁当作りはハードルが高いことでした。
ところが本格的に始めて4年目、今は楽しさを覚えるほど。
前述した基本にこだわり過ぎず、『サンドイッチ』『チャーハンやピラフ、丼ぶり』『スープジャーにお味噌汁・スープを入れ持っていく』など食べたいものをお昼に食べています。
ただしどれも、朝に1から全てを作ることはありません。
お弁当のスタイルは変わっても、先に記したコツとポイントに当てはめれば、そんなにハードルは高くなく作れます。
余談ですが、お弁当作りに限らず掃除や仕事などにも言えるのですが、自分の気質を見極めてコツを見つけ、さらにルーティンまで落とし込むと、その作業も楽になることが多いです。
もしかしたら苦手意識のあることに、逆に楽しみが見付かるかもしれませんね。
▽本日のうちの猫▽
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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