我が家の猫のご紹介【むぎ】編 [3]最終話
我が家には2匹の猫がいますが、先日『保護猫を迎えた理由』について書きました。
ゆずは『ボランティア活動をされていた方』から、むぎは『一般の方』から譲渡していただき うちの子になりました。
彼らの『性格や特徴』と 彼らが 我が家に来るまでの『生い立ち』、『お見合い時・我が家に来た当初の様子、最近の様子』について書いてみました。
▽我が家の王子『ゆず』のご紹介はこちら
前回に続き、我が家の社長『むぎ』のご紹介です。
彼が我が家に来てから、『入院』や『眼球摘出の手術』などエピソードがとても多く、数回に分けて綴っています。
では『猫愛』熱めで参ります。
<ご注意下さい>
記事には【ケガの描写や写真】があります。
刺激が強いと感じる部分もありますので、苦手な方はご注意下さい。
▽前回までのお話はこちら
『プロフィール、保護された経緯、お見合いの時、我が家に来た当初の様子』
『入院と隔離生活』
不妊去勢手術と眼球摘出手術の入院
手術前の検査
手術前の検査時に体調も確認してもらいますが、前回の退院後から無事に体重が増え、手術可能と判断されました。(10月3日)
尚、2度目のワクチン接種は9月19日に終えています。
そして手術の内容を説明されます。
- 左目の眼球を全部摘出して縫合する。
- 目の神経を切断するので今後痛みは無くなる。
- 容体が安定するまで何日か入院となる。
- 傷が化膿することが無いように、退院後も注射と服薬をする。
- 傷口の抜糸をするまで、エリザベスカラーを付けることになる。
『不妊去勢手術』は、一般的にオスは日帰り、メスの場合は開腹手術なので1泊入院になります。
むぎの場合は、『眼球摘出手術』も併せて行うので、前回の入院を考慮し術後は容体が安定するまで入院をすることになりました。
懸念材料は、全身麻酔と合併症。容体が急変することもあり得ると思っていたのでとても心配でした。
術後と入院
10月7日 手術入院当日は朝ごはんを食べず、午前中に病院へ預けます。
当日中に手術が無事に終わったとの連絡をもらい、ひとまず安堵しました。ただ、面会は翌日からなので会えません。
翌日に面会に行くととても痛々しい姿でしたが、体調は今のところ安定しており、合併症も出ていないとのことでした。気になる吐き気も無く、ごはんを試行錯誤して食べていました。
幸い術後の合併症もなく容体が安定していたので、入院は3日間(10月7~9日まで)退院した翌日から4日間 注射を打つため通院しました。
退院後、抜糸まで
退院後は処方された飲み薬の服用と通院、傷口の抜糸までエリザベスカラーを装着し、パラボラアンテナ状態(その名も【パラ坊】)で生活をすることになりました。
病院で購入したカラーは首の細さと合わなかったので、見た目はアレですが、色々カスタマイズしました。
- ケガ防止のため、フチに布テープを貼る
- 首が細いのでマジックテープを貼り、首に合わせてフィットしやすくする
新しいカラーを装着初日は 水やごはんを飲んだり食べたりするの度に試行錯誤、階段やキャットタワーも自分の顔より大きいカラーがつっかえて登れなかったりしていましたが、
そこは運動神経の良さ、翌日にはマスターして階段も勢い良く「パコッパコッパコッパコッ」とアンテナ カラーをぶつける音を軽やかに響かせながら駆け上がっていました(笑)
ただトイレは毎回カラーのフチが大惨事になるので、見逃すと床などそこかしこが・・・以下自粛。気配を感じたら即『カラーを拭く』を徹底しました。
一方【バラ坊】姿に怯えていた ゆず も2日目には「あぁ、あいつか」と慣れ、アンテナ カラーを邪魔くさいなという顔で見ながら一緒に過ごしていました。
▽ゆずに果敢に挑む【パラ坊】
診察の結果、傷口の状態が予想以上に早く回復していることから、手術から11日後(10月18日)に抜糸を行いました。これで通院は終わり、残りの薬を飲み終えれば全て終了です。
ただ、抜糸後も傷口が痒くて引っ掻いてしまうので、かさぶたが取れるまでエリザベスカラーを装着することになりました。
基本は食事の時と傍で見ていられる時のみ外し、それ以外は【パラ坊】です。
▽抜糸後、かさぶた がある【パラ坊】
かさぶたが取れる頃、やっとカラーの生活が終わりました。かなり長い期間を【パラ坊】状態でがんばってくれました。
これで1年近くに及ぶ 投薬 もここで終了。目の痛みや出血、感染症に怯えることなく、本人にとっても安心して普段の生活が過ごせるようになったので本当に良かったです。
尚、今回の入院・治療費は、およそ10万円。前回と合わせて諭吉30人でした。諭吉よ、ありがとう。君のおかげでうちの大事な子が救われたぞ。
ゆずとの関係性
多頭飼いで難しいとされる『先住猫との相性』に、さらに一般の方からの譲渡につき『トライアル期間のない譲渡』と全く不安がなかったかと言えば嘘になります。
むぎを迎えた当初は、入院と退院を繰り返す生活が繰り返され、上手くやっていけるかと不安を感じる以上に、そちらでのストレスを感じて猫たちも私もヘトヘトでした。
せっかく慣れては入退院するたびに振り出しに戻り、何度も『はじめまして』を繰り返すのですが、途中めげて心が折れそうになることも正直ありました。
保護されたご家族に むぎ の容体の連絡が欲しいと言われ、連絡する度に挫けそうになり、ちょいちょい泣き言を吐露するとか・・・誠にお恥ずかしい・・・(苦笑)
結果的には、縄張りをしっかり分け【先住猫を最優先】としてケアをした結果、今のようなスタイルを築けたと思います。
また2匹の性格的に平和主義だったことに加え、むぎ自身が『あまり物事を気にせず懲りずに向かっていく性格』と、ゆずの『おっかなびっくりしながらも受け入れる優しい性格』の相性が上手くいったのではと推察しています。
お陰様で、血まみれの乱闘になるほど仲が悪くはなく(笑)かといって猫団子になるほど仲良くもない(笑)適度に距離感をもって共同生活をしてくれています。
▽退院後に、初めて見たふたりの添い寝
▽ゆずの優しさに目頭が熱くなりました
最近の彼
むぎ自身は、遊ぶことが大好きで人にかまって欲しいタイプ。常に面白いことがないかと私の後ろをついて回ります。
最初こそは『遊びに夢中で、人に全く興味が無く』、威嚇はないながらも人馴れは微妙でしたが、入退院を繰り返すことで いつの間にか私との関係性が築けたようです。【怪我の功名】ですね (笑)
とても怖がりなので、人のすぐ側でお腹を出した状態の寝姿を披露してくれるまで4年かかりました。
また体に障られることが苦手ですぐ逃げていたのですが、最近は甘える時には手を差し出すと頭をこすりつける動作をすることや、苦手なコロコロやブラッシングも少しずつ慣れ、最近ではたまに催促しにくるほど。
苦手だったことやしなかったことをいつの間にかするようになり、 彼のペースでゆっくりと【人との関係性】を築いているのだと思えます。
まぁ、度々催促が『ワンマン社長』の「早急にしたまえ」調になるところが笑ってしまうのですが、それが可愛いこの子の個性。むぎ もまた我が家に欠かせない家族の一員です。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【我が家の猫のご紹介】として書き始めた記事は【ゆず】と【むぎ】について猫愛が熱めになり、長~~くなりました。
なにせ6~7年前のこと、人の記憶はいい加減なもので記憶が薄れていたり、都合よく上書きされており、事実と違う箇所がチラホラ。
改めて『猫 ファイル(今後 記事にします)』や写真、病院の明細書などの資料を頼りに書き終えました。
今後とも、我が家の猫共々 どうぞよろしくお願いします。
▽本日のうちの猫▽
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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