楽な生き方 模索してます。

HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

「特売なら買う」にモヤッと違和感を感じた話「牛乳や乳製品の購入による酪農家への支援」

 

f:id:ponnu3:20200422200923j:plain

 

POINT

「支援して欲しいなら、安くして」それって何だか変じゃない?

 

新型コロナウイルスの感染拡大による休校に伴い、学校給食でお馴染みの食材が行き場をなくして廃棄されることになる話を知り、既に多くの方が、応援する気持ちで食材を購入していると思います。

 

当然、その中で給食の飲み物として組み合わせが懐かしい「牛乳」も含まれており、窮地に立たされる酪農家を救うために新たに農林水産省がプロジェクトをスタートしました。

 

日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」緊急スタート!:農林水産省

 

「支援」の形は人それぞれだと考えてはいるものの、なんともモヤモヤした発端はそのプロジェクトを取り扱った記事の1つに対するツイッター上の反応。コメントを読むほどモヤモヤしました。

 

 

 

 

酪農家さんの状況

 

牛乳はご存じの通り「乳牛」から搾乳されるお乳(生乳)を殺菌したものですが、出産した母牛のお乳が多く出るのが出産ピークのここ1~2か月間。

 

この期間はお乳がとても多く出るので、当然 生乳も多く生産されます。このまま給食などの大きな需要がなければ、搾乳された生乳は廃棄せざるおえないのですね。

 

お子さんをお持ちのお母さんでしたらわかると思うのですが、母牛もお乳を出さないと病気になってしまうので、消費されないとわかっていても搾乳し続けないといけないのです。

 

そしてここからが大問題。需要がなければ生乳は出荷できず、酪農家さんへ収入が入ってこない。でも生き物である乳牛は、その間も毎日エサも食べるし、もちろんフンもする。牛にとって寒い環境なら温めないといけないし、それには暖房が必要になるなどの適正管理をおこたれば乳牛は病気になる。当然ですよね。

 

そうなると酪農家さん達は、収入がない間も支出だけどんどん増え続け、やがては立ち行かない。そうして最終的には廃業せざるおえない酪農家さんが日本中で増え続けるという悪循環になるわけです。

 

今までは乳製品のメーカーと共同で生乳を加工品にしてなんとかしのいでいたけれど、この出産ピークの時期にはそれでは全然追いつかない。

 

じゃあ、どうするか?

 

ということで農林水産省が旗振りをして立ち上げたプロジェクトが、

 日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」緊急スタート!:農林水産省

 

「~毎日牛乳をもう(モ~)1杯。育ち盛りは、もう(モ~)1パック~」

 

き、キャッチコピーより、中身だ、中身・・・

要は・・・

1人では消費する量が限られる牛乳や乳製品を、日本の各家庭でいつもよりちょっと多く買って下さいね」というもの。

 

 

モヤモヤした原因は

 

そこで本題のモヤモヤしたお話、ツイッターに並んだコメントの一部は

  • 関係ないことでの農林水産省の非難をし、そっちが解決しないなら賛同しない
  • バターが買えない仕組みの非難
  • 牛乳が飲めないから無理
  • 買って欲しいなら、特売にしてくれないと
  • 協力して欲しいなら、近くのスーパーや小売で大々的にやって
  • 特売なら買うけど・・・定価じゃちょっと・・
  • 送料無料でお取り寄せとかやればいいのに

    言わんとしてるのはこれかな? ↓
  • そもそも定価なら誰も買わないよね
  • 生乳による健康被害のうんちくをご披露  などなど

 

えっと、色々思うことがあるコメントの数々がありますが、今は酪農家さんを「守る・応援する」ってことで話を進めたいと思います。(ヒートアップしちゃうと話が終わらん)

 

あの~、「特売価格など安価で買う」のは、誰にメリットがあるのでしょうか?

 

それって私たち消費者だけが潤うだけですよね。確かに消費が増えますが、売り上げ額が下がれば生産者のところへ入ってくる収入も必然的に減るんじゃないでしょうか?

 

かかる経費は一緒で、捨てるよりお金が入ってくるのだから良いでしょうっていうのは、頑張っている生産者の方々に対して消費者はどれだけ傲慢な。

それって何様目線なのでしょうか・・・ (困惑)

 

不安をあおるつもりは無いのですが。

新型コロナウイルスの影響で、各国で食料の輸出制限を進めている今。日本に直接的な影響がない国であるからと・・・言っていられなくなるかもしれない。

 

日本農業新聞 - 新型コロナ拡大で食料生産国 自国優先し輸出制限

 

今後、アフリカを中心とした世界的な食料不足が起きると予想されていたりと、先に見える混沌とした世界。

そんな中、日本の食料自給率をご存じでしょうか・・・実は国産の食材だけでは日本の人口分の(外食を含めた)食卓を賄うのが厳しいってことも含めてなんですが・・・。

とまぁ、極端な危機感ですがね。

 

農業に限らず、酪農や畜産業・水産業も環太平洋パートナーシップ(TPP)問題や人手や後継者不足など様々な理由から廃業するところも出ていますから、私たち消費者が、国産の食材を購入することで応援するのが大切じゃないかなと思うのです。

 

※ 品目によっては日本で生産が難しいものもありますし、外国産の食材が全てダメとか言っている訳ではないですよ。国産の品も輸入の品も極端に偏らず買ったら良いと思うのです。ちなみにアボカドやバナナも好きです (笑)

 

 

我が家での取り組み

 

日本で美味しくて安心して牛乳を飲めるのも、美味しいバターを食べれるのも、沢山の酪農家さんと乳業メーカーのおかげ。(発酵バター大好物、「よつ葉乳業」推し)

 

そうなれば、支援するでしょ!!!ということで、我が家も休校になり給食がなくなると聞いたあたりから積極的に買うようにしております。(はい!そこで、どや顔!)

 

普段は我が家は2人家族で、カフェオレやバナナジュース、ヨーグルトも作ったりとで週2本を消費する程度。

 

でも、今は週4~5本のペースで消費しています。

無理くりメニューに取り組むというより、牛乳を簡単に取り入れられる飲み物で多くとっている感じですね。

 

多くは仕事中に飲むブラックコーヒーをカフェオレに。ホットケーキやコーンスープなど私の大好物をほくほく作ったりもします。(好きな物ばっかりでノンストレス)

 

なお、牛乳に含まれる乳糖に耐性がなくお腹がゆるくなる「乳糖不耐症」や乳製品のアレルギーがある方、中には健康被害?とか不安と言う方もいるでしょう。

 

支援したいという熱い熱いお気持ちが溢れている方々は、バターやチーズなど乳製品をモリモリ食べたり、休校や飲食店の休業の影響を受けている食材を積極的に食べることで支援をしたらいいじゃないかと思いますよ。

 

 

もともと親友が農業に携わっていることから、意識的に国産の食材を多く購入しています。

ここ最近は、さらに自炊をする機会が増えたこともあり、少しでも生産者の力になれたらと前のめり気味に多く購入しています (笑)

 

いつも買い物する度に、目の前の食材の向こうにいる生産者の方々に感謝しながら食材を買い求めます。気が付くと「ひとりごと」も言うのでかなり不審者ですが (苦笑)

 

確かにモノによっては輸入品より価格は高いものもあるけれど。美味しさと安全を優先して家計の許す範囲で買うようにしています。

 

今は新型コロナウイルスの影響もあり、特に「免疫力」を高めることが重要。

ちなみに「旬」の食材は美味しいこともありますが、栄養価もその食材で高くなる時期なんですよ。

 

ほら、牛乳と共に国産の食材を買いたくなりますでしょう?(誰?)

 

 

最後に

 

日本で国産の需要が少なくなれば日本の生産者はどんどん少なくなっていき、国内の生産率がどんどん下がる。いずれ自分の首を絞めることにならないためにも、生産者さんを応援する気持ちが大事だと思います。

 

個人的なぶっ飛んだ想像ですがね、今後は世界各国のパワーバランス的に自給率の低い日本は特に外交に弱いと思うのです。

 

なにせ、車の部品ひとつから、医療現場で使うマスク、飼料、食品、日用品、燃料と自分の身近な物の数多くの品が何かしら外国からの輸入が関わってくる状態。(日本企業が海外で生産したものを日本に入れるためでも輸入になりますよ)

 

ひとたび輸出制限などが起こればどうなるのか・・・材料費の高騰、そのもの自体も日本に入ってこない・・・今のマスクがその状況ですね。

これからは、消費者側が低価格ばかりに踊らされることなく、今後を見据えて賢くお買い物をした方が結果的には良いと考えます。

 

まずは牛乳や乳製品を。

ひとりではなく、日本の皆さんが一緒に購入することが多くの応援になるので、

「定価」もしくは「定価に近い価格」でいつもより多めに飲んだり・食べたりしていきましょうね。

 

この記事が、わずかでも参考になったり、何かのきっかけになれば幸いです。

 

 

 関連記事はこちら ↓

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もしよろしければ、下のボタンを押していただけると今後の励みになります。

 ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへ