楽な生き方 模索してます。

HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

#コロナ離婚 がチラついた話 「危険回避能力」の違いって難しい

 

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POINT

「危険回避」を「不安による衝動」と捉えられるのはいかがなものか

 

世の中には「似たもの夫婦」がいると聞きますが、我が家はその真逆「違いすぎる夫婦」です。

 

食の好み・好きな事(物)・興味のあること・味覚・嗅覚・聴覚など五感の全て、同じものは一つとない見事なほど「バラバラ」または「真逆」の夫婦。

 

 

家族紹介の記事にも書きましたが、私は「直観的・感情派」としたら、夫は「論理的・理性派」唯一ある似たところは「頑固者」とタチの悪い2人です (笑)

 

そんな夫婦に「コロナ危機」ならぬ「コロナ離婚」の波が押し寄せて来ました。

 

 

 

 

あゝ勘違い

 

ことの発端は、この記事に書いた「家にウィルス持ち込まない作戦」の遂行中。

 

 

普段の買い物は週末に夫婦でまとめ買い派。夫婦で行く理由は「自炊をしない夫よ。いいか、肉や野菜、調味料の相場をその目でしかと見てくれ。」と結婚後に思ったことから始めました。

 

3月に入ってからは、感染リスクを避けて夫だけが買い物に行くスタイルに変更していました。夫がLINEのメモを頼りに沢山の買い物を抱え帰宅した後は、玄関先で私がひたすら商品とマイバッグを消毒液で拭いていく苦行をするのがお決まり。

 

この日は、「平日+夫の休業日」だったこともあり、私の在宅勤務中に出かけて行きました。その後、夫が帰宅したタイミングは、私の仕事が立て込んでいて手が離せず、玄関先に荷物をしばらく放置。

 

そんな中、夫が珍しく消毒をやり始めたのですね。ただ、その消毒が・・・ね・・・意味ないぜってくらいのテケトー具合。

 

もともと夫は感染拡大している埼玉県にいながら「僕はかかりません」とのたまう 言う人。マスク着用を拒否、帰宅後の手洗い・うがいはすれど、衣服や手の消毒は一切しない人なので、まぁ、てきとーなんですよね。

(4/20 玄関入ったところに設置したアルコール除菌剤で手の除菌をやってくれるようになりました。わーい。)

 

普段だったら神経質にならないのですが、時期が時期なので口を出したのですよ。「せっかくやってくれるならさ、医学的に言っても消毒は有効だからきちんとしないと」って。

 

そうしましたら、夫「もう、うんざりだ!」「人をばい菌扱いしやがって」とおっしゃいましてね。突然、激高し始めたのです。

 

 

あゝ考えの違い

 

普段の夫は、私よりはるかに温厚、無口、あまり感情を表に出さない人なんですね。

でも彼は自分がバカにされたりして自尊心(プライド)を傷つけられたり、人格の否定や非難されたと感じた時が「地雷」のスイッチ、前触れなしで一気に沸点になります。

 

その後も「感染リスクが高いから家に持ち込みたくないだけで、あなたがウィルスではなくあなたの表面を覆っているものや物に付着している可能性が高いから、きちんと消毒をしようではないか・・・」と説明を申しましたのに全く聞く耳もたず。

 

そうこうするうちに、こんなセリフが聞こえてきました。

 

「いい加減にして」「もう君にはついていけない」「不安に感じてどんどん過敏になるのは勝手だけど、こっちは迷惑なんだよ」だったかな?(うろ覚え)

 

「ニュースを見て、感染者数が増えたりする度に怖い怖いって言って、自分で神経質になって、こっちを巻き込まないでくれ」だったかな?(うろ覚え2)

 

よくよく聞いてみると、彼の言い分は・・・

 

  • 私自身「怖い」って言ったことは全くないのですが、どうやら私がテレビに向かって話すセリフが、新コロ関連の時に多いらしく聞くのがウンザリ。
  • 私が消毒をしたり外出を控えているのは意味が無いし、「不安」の感情からやっていることだ。
  • 不安に思うなら情報を得なければいいのに、自分で「不安」を増長させている行動がありえない。
  • まだ起きても無いことを考えるのは無駄、起きた時に考えれば良い。

 

だそうで。ツッコミどころがありすぎて、どこからほぐして良いか迷うほど(苦笑)

 

「いやぁ~相変わらずこの人の頭の回路と考え方がぶっ飛んでて、私と全く違う生き物だ。」と、生命の進化の不思議に思いを馳せました(遠い目)

 

そんな夫ですが、私よりも遥かに経済や政治、世界情勢に詳しい常識人なので、私が気管支喘息重篤化する慢性疾患に該当することや、猫に感染例が出ていることについて報道されているのを知っています。

 

だだ、生まれた時からミラーニューロンが欠落してるのか「共感性」がない夫は、「相手の立場になってどう思うか?何ができるかのか?この問題をどうやって乗り越えるか?」といった想像をしません。ちなみに、本人に「共感性は必要ない」と言われたことあり (苦笑)

 

途中、私の心配はーーー?と思って悲しくなっても、「君は家にいるし、俺はかからないから知らない」だそうで、その根拠も「君と結婚するまでそうやって消毒してこなかったけど、感染症にかかったことがない」と自信満々に答えが返って来る。

 

さらに私が「新コロにかかったこともないのに? ワクチンできてないのに??」と聞いても「そうだよ」と断言する始末。

 

最早、会話すら成立する気がしないぜ・・・。

脳内で「アナタスゴイヨ、イロイロトテモスゴイヨ、ワタシビックリシタヨ」という言葉が浮かびました。

 

夫と暮らし始めてから似たようなことが大なり小なり過去にはあるわけで、今回のことも相手との考えの違いに「またか・・・」と思いつつ、実は同時にものすごい既視感(デジャヴ)を覚えました。

 

 

あゝこれ知ってる


私の気持ちなんてものは彼の中では蚊帳の外なので、この点については早々に諦めて。(別の地球生命体と暮らす境地に達した生きる術①)

 

私の頭の端っこで猛烈に別のことを考えていました・・・。

 

その取っ掛かりが「いい加減にして」「もう君にはついていけない」の発言部分。聞いた途端、あれー?これデジャブ??って思ったのですよね。

 

その正体は、以前たまたま見かけた記事。新型コロナウィルスの自粛生活の影響が夫婦や家族関係に及んでる事例に同じシチュエーションの夫婦がいた気がしたのです。

 

topics.smt.docomo.ne.jp

 

埼玉の片隅で「流行りもの」とかけ離れた生活をする我が家に「コロナ離婚」という話題の最前線がやって来たか?とひとり盛り上がっておりました。

 

記事にある夫側の言い分とはちょっと違うけれど

 

我が夫も

色々思うところがあり(相当な勘違いだけど)

我慢もしていて(お金と運以外に溜めてどーする)

新型コロナウイルス云々以前からの気持ちの積み重ねと(相当あったのか?)

今回のウィルス扱いが引き金に(勘違いだけどね)

イライラとかが不満となって出てきた模様(ものすごく損した気分)

 

 

一応、夫には丁重に「離婚したいなら例の紙をお持ちください」とお伝えしたところ、今回はその気がないようで、我が家には現段階「コロナ離婚」に一歩近づいたかな程度で済みましたが。

 

世の中のご夫婦の中には、普段よりも一緒の時間を過ごすことによって、絆を深めたりする夫婦もあれば、我が家のように日頃のすれ違いや価値観の違いについて考える機会が多くなっている夫婦もいるのだなと改めて思いました。

 

 

最後に

 

人類が地球上でこれだけ繁栄したのも、この「危険回避能力」に長けた人がいたからで、昔からこの気質の人は一定数いたと言わています。これが現代で言う「HSP」の気質にあたるらしいと本で読んだことがあります。

 

それを知った以降は、私が危険に対して考えたり備えたりするのはHSPの気質からと頷けるのですが、非HSPの夫からは全く理解のできないことなので、今回のように「不安」にかられた衝動と誤解される訳ですね。

 

例えばこの記事を読んだ感想が「リラックスしたいためでしょ」という夫には、感染リスクを下げるために消毒する意味があると訴える私の思考の理解は不可能の域・・・。

 

www3.nhk.or.jp

 

今回、「危機回避」を「不安」から来る衝動と捉えられたことは、ものすごく腑に落ちないし納得できないことではありますが、そこを突いてもこじれて面倒なのと、納得させる労力と時間を考えるとスルーすることにしました。(別の地球生命体と暮らす境地に達した生きる術②)

 

それと彼の中の納得できる解決方法が、私が新型コロナウィルスに関連したテレビ番組を見たり情報を得ても、そのことに触れず話題にしなければ満足とされているので、言わないように「お口チャック」で過ごしています。

 

もちろん除菌に関して、一緒に取り組むことはあっさり諦めました。

でも、公言は差し控えても危険回避の思考と行動はやめませんけどね。(別の地球生命体と暮らす境地に達した生きる術③)

 

常々、災害の備えをしていることも夫は無関心。災害が起きたらその時に考えると言う夫には任せられないので、ひとりで家計費から予算を計上してコツコツ集めております・・・(苦笑)

 

どなたかがおっしゃていたのですが「夫婦は国同士と考える」というのが言い得て妙だなと思いました。

国の文化や価値観の違いはお互い尊重して上手く関係性を築いていくあたり、夫婦間の文化や価値観も「外交」と考えればとても納得。

外交官として日々精進して参ります (笑)

 

 

また今後も長期化する「お家時間」で同じような問題が沸き出てくる度に、こちらに綴っていこうと思います。(ネタにしてなんぼ)

 

では皆さま、ご家族共にご自愛くださいませ。

以上、現場の埼玉県からお伝えしました。

 

 

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