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HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

自分を優先する難しさ「感染への恐怖」の中で何を優先するのか?

 

 

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POINT

「責任感」や「人間関係」より優先したのは「身の安全と心の平和」でした

 

東京都に隣接している埼玉県在住の私たち夫婦。現在、埼玉県の病床は拡大していく感染者の数には全く追いつかず。仮に陽性の判定がなされても、入院できずに自宅で療養となる方が200名以上います。

 

ホテルを借り上げても足りないのは明白なので、海外の野外病院と同様に「さいたまスーパーアリーナ」か「埼玉スタジアム」などに仮設医療施設を作れないものか?と勝手に思っています。

 

▽海外の野外病院についてはこちら

 

さて勤務体制が変更になりました。夫は非常事態宣言の翌日8日から「完全在宅勤務+休業日あり」に、私は10日から「基本は在宅勤務+週2回1時間程度の出社」になりました。(ちなみに夫の職場は今月10日間の休業、私の職場では勤務時間の短縮の指示が出ており、収入減は確実になりました)

 

夫はもともとネットを使った音声会議や出張などで、自宅や出張先でのテレワークは日常茶飯事です。ただ非常事態宣言前は車通勤であったので、利便性からオフィスに出勤していました。

 

さて・・・私の方ですが、この在宅勤務は「自分を優先とした」結果、予想に反して周りのご理解とご協力を得て叶ったものです(苦笑)

 

 

「感染への恐怖」と「責任感」の板挟み

 

もともとこちらの記事を書いた時には「出勤必須の業務」でした。今の職場は2月から勤め始めている未経験の業種。そもそもヒヨッコのため、在宅勤務でできる技量・業務がなかったのですね。

 

▽職場のリスク管理について

 

ただ以前から記事に書いていますが、春と秋の花粉症の時期は、持病の「成人気管支喘息」が悪化しており、今回は感染予防の換気のため窓を開け続けた事により、例年よりさらに悪化しておりました。

 

また先の記事で書きましたが、新型コロナウイルスの検査で陰性だった方と一緒に勤務することが不安だったのです。(度重なる通院、2週間以上の高熱、復帰後にもおさまらない酷い咳、さらに咳エチケットなどの予防に対して意識が低い方だったため)

 

このまま勤務している中で、感染すると自分の命がいくつ合っても足りないと判断し、休職もしくは退職を視野に入れ上司に交渉した次第です。

 

仮に「良くて休職、悪くて退職」と考えていましたが、どちらになっても私は後悔していなかったと思います。

 

ただその結論に至り行動に移すまでが、毎日、毎時間、自分の中でずっと同じことろを行ったり来たりぐるぐるぐるぐると長い時間 悩み迷い続けていました。

 

「自分の体が大事!明日言わなくちゃ!」「周りの人に迷惑掛かる・周りの人に出来てるのに私だけなんて言い出せない」「でもやっぱりこのままは無理・・・」「いや、職場の雰囲気や人間関係を壊したくない、もう少し様子を見るか」「いやいや、やっぱり・・・」とブレ方がまるで「シーソーゲーム」ですね。

 

毎回体調を崩して仕事を強制終了になるを繰り返すほど、言い出すタイミングを読み間違っていた私のお決まりの「負のスパイラル」パターンですね。

 

 

▽ 体調を崩して仕事を強制終了のお話はこちら

  

▽お決まりのパターンについてこちら

 

 

今の「自分の立場」と「周りの反応」は

 

自分の立場

 

現在、パソコンとネット環境さえあればOKだったで、私のできる業務を振り分けていただき、自宅に持ち帰って仕事をしています。

 

もともと三密を避けるために出勤人数調整が行われ、私以外は「在宅と出勤の両方」もしくは「在宅のみ」となっていました。

 

ところが私がほぼ在宅となったため、「在宅と出勤の両方」となっていた方々が「出勤のみ」に調整されました。

 

また、私が行うはずだった業務は当然のごとく代役が必要になり、少なからず他の方にご迷惑をお掛けしているでしょう。

 

なお、緊急事態宣言の出ている来月6日まではこの状態で行きます。

 

 

周りの反応

 

女性ばかりの職場ですが、その辺りをわきまえている大人で人間性がしっかりした方々なので露骨に嫌味や妬みと言ったものは無く、仕事に影響は全くありません。

 

ただ、人の気持ちや空気感を察知しやすいHSP気質なので、以前の時に比べて出社する度に微妙な空気とよそよそしさに、ほんのりと居心地の悪さを感じます(苦笑)

 

この場合も、「在宅勤務」中は 距離が取れるので影響は少ないです。

 

 

「人に迷惑をかけること」が極端に苦手な私の「落としどころ」

 

以前の私であれば「人に少なからず迷惑をかけている」とわかった時点で、出来ない自分を責め続ける「自分責め」を行っていました。いわゆる「毎夜のひとり反省会」ですね。

 

でも実際に行動した今、周りの方々に感謝をしていますが、後ろめたさは僅かだけ。自分を責めたりしていません。

 

なぜ今は自分責めをせずに平常心でいられるのか。それは以下の質問を自分自身に尋ねたからです。

 

  • その仕事は自分の命をかけるほどの「重要な仕事」か?
    → 否!愚問。
  • その仕事を出来る人は「私だけ」なのか?
    → 否! 他の人もできるし、いなければ教えれば良いだけ。
    他の人が犠牲になれという訳ではなく、業務自体の「縮小・廃止」を会社側の判断で何とでもなるから。
  • 自分以外に重症化リスク、または体が弱い人はいるのか?
    → 私のみ(基礎疾患があるため)
  • もし自分が「感染した・重症化した・死亡した場合」の責任を追及できるのか?
    → 無理でしょう。家族の接触がある以上、職場でり患したと裏付けが取れない。
  • このまま勤務を続け、もし自分が感染したために、同居家族や猫に感染の症状が出た時、自分が後悔しないのか? 責任を追及できるのか?
    → どちらも無理でしょう。
    私の家族には猫もいます。夫ならまだしも (感染源が他にもあるから)、猫が感染するとしたら私たち夫婦が感染源。自分が猫の感じる痛みや苦しみを代われない以上、絶対後悔すると思う。
  • 自分の健康や身の安全を考えている「職場環境、上司や同僚」であるか
    → 努力は見られるが万全と言えない。三密だもの。建物の構造は変えられない。
  • 自分の健康や身の安全が損なわれた時、「誰が一番悲しみ、誰が一番に困る」のか?
    → 私の家族・親友
    会社は「人の補充」が効くが、「私そのものを補充」は不可能
  • そもそも私の働く目的は? 犠牲の上で成り立つのか?
    → 自己犠牲をしてまで働く理由ではない。身を削るくらいならば別の仕事を探します。
  • 「収入が減ることによるデメリット」と、「危険を冒すデメリット」の比較した結論は?
    → 言わずもがな「収入が減ることによるデメリット」の方が軽いよね。休職しても生活水準で調整すれば良い事。
  • 「行動したための職場環境・人間関係の悪化」と、「安全面と体調の悪化、心の悪影響」の比較した結論は?
    → 私のケアを優先するのは後者の方。そこは確かに悩みどころだけれど、自分を犠牲にした上に成り立つ人間関係っておかしくないかい?
    そもそも経営者側が人材を「取り換えの効く駒」と考え、従業員の安全や命を軽んじているのであれば、それこそ「ブラック会社」。今回のことで何の対策も講じない会社は、従業員のリストラも平気でする会社だと思う。そんな会社に働き続けたいかと聞かれたら、お断りだよね。
  • ヒヨッコ・レベルの技量は、私の責任なのか?
    → まだ教わって仕事を覚える時期。新型コロナウイルスの云々でなくても同じだったし、感染拡大したからそれが障害にはなっただけ。論外。
  • この在宅勤務せざるおえない現状は、誰の責任か?
    新型コロナウイルスの感染拡大のせいであって、私の責任ではない。また、入社前の面接時から「気管支喘息」で通院していることは知らせている。
  • 私が「在宅・出勤」のどちらかによって、日本の経済に影響がでるのか?
    → でません。やっている仕事は同じ。
    さらに言うと、少なくとも私から始まる二次・三次感染が防げるから良いこと。

 

 

最後に

 

人それぞれ働く目的や背景、環境、思考など千差万別で、私には何が正解かはわかりません。
しかも世界中で多くの人が亡くなる疫病が蔓延する中で、いつ「収束」して、いつ「終息」するのかすら誰もわからない自体、前例が無い事ばかり。

 

ただ言えることは、この状況で自分が出した最善策が「自分を優先した」ということで「誰かを責めることも、誰に責められること」ではあってならない思っています。

 

でもこれって何も今の状況に限らないのですよね。平時でも有事でも「自分を優先する」ことは必要とも思います。

 

私の場合、「自分を優先した」行動が「人との接触などの感染リスクを下げる対策をとった」であり、それによって「身の安全と心の平和」を得ました。

 

実際、いろいろと考える上で最も忘れてはいけないと思ったのは私 = 私 本人の人生、猫を含めた私の家族の人生、親友の人生」であり、「自分」がそれらの人生をも大なり小なり左右する存在であること

 

後悔したとしてもそれも人生。生きていればやり直しは効きますけど、死んでしまったらやり直し効かないですからね。とりあえず、私は心も平和に今生きています。

 

世界中の状況が一日も早く見通しがつくように、祈ると共に。

今後も「感染しない・させない」を徹底し、感染リスクを下げるため努力を続けたいと思います。

 

この記事が参考になるかわかりませんが、1つの例として捉えていただければ幸いです。

 

 

▽本日のうちの猫▽

「しっこテロ」と「ケロリスト」で

朝から振り回される「愛すべき猫との暮らし」

 
 
 
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