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HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

トリアージが既に身近に迫っていると感じ「自分が亡くなった後の猫たちのこと」を含め考えました<2020.04.13追記あり>

 <2020.04.13追記あり

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POINT

トリアージの時に、自分や家族が何を望むのか話し合おう

  

先日、この記事を見て他国の医療現場が戦場や災害時のような様であることを改めて実感していました。

 

 

記事に書こうと思う事柄は、「見たり・聞いたり・読んだりして知ったこと」を一度私の頭の中を通して、「考え・悩んだり・思い浮かべたこと」も含めて書くことが多いです。

 

このニュースを読んで以来、書きたい気持ちはありましたが、とてもセンシティブな内容なので書くことを躊躇っていました。 なぜならば、新型コロナウイルスによって闇雲に恐怖を煽ることは本意ではないので。

 

ところが昨夜見たツイートでいよいよ日本にも同じことが起き始めるとわかり、今回 取りあげることにしました。

 

 

 

このツイートのリンク先はこちら。近いうちに日本の医療現場で新型コロナウイルスの感染患者に対するトリアージが行われることについて触れています。

 

 

 <2020.04.13追記あり>記事を追加しました ↓

 

 

 

 

トリアージとは

 

【引用】

トリアージ(triage)とは、医療資源(医療スタッフや医薬品等)が制約される中で、一人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、傷病者の緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決めることをいいます。

 

出展元:神奈川県

 

尚、トリアージ自体は傷病者に対して日常的に行われており、何も災害や事故などに限って行われている訳では無く珍しいことではありません。

 

 

今回トリアージが必要になる理由について、このように書かれています。

  • 救命の可能性がきわめて低い状態の人には集中治療室、人工呼吸器、ECMOを用いた治療を行うことができなくなります。
  • 治療を開始した後に救命の可能性がきわめて低い状態になった場合には、治療を中止せざるをえません。
  • あなたの治療を開始した後に、あなたよりも救命の可能性が明らかに高い患者さんの治療が必要になった場合には、あなたが使っている集中治療室の病床、人工呼吸器、ECMO等をあなたよりも明らかに救命の可能性が高い患者さんの治療に使わざるをえません。

 

新型コロナウイルスにかかり入院した場合、少なくとも隔離されます。基本的に家族の面会は難しくなるでしょう。

 

また重篤な状態になった場合や、このトリアージを受ける頃には私たちは家族と話すことはおろか、意思を伝えることがすら難しくなっているでしょう。

 

だからこそ、重症化した際にトリアージを受ける可能性があることを念頭に、今のうちに家族で話し合って欲しいと言っています。

 

当然なんですよね。人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO:エクモ)の台数やそれら機材を取り扱える専門の医療スタッフが圧倒的に少ないから。

 

また人工呼吸器などをつけた入院患者を診るためには、複数名のスタッフが常に必要、そうすると医療スタッフも不足してくる訳です。

 

このまま日々 重篤な患者が爆発的に増え続ければ、当然 若い人や回復が見込める人へ機材や人員が優先されることが 早ければ数日中に行われるのです。

 

悲しいかな、これはヨーロッパやアメリカで既に起きている現実で、日本も遠い異国の話ではなくなったのですね。

 

 

実際に話し合った結果

 

延命治療について

 

私たち夫婦は子供はおらず、猫2匹と暮らしています。

 

新型コロナウイルスに対してどちらかと言えば、自分が感染した場合に重篤化する可能性があるので、夫に延命治療を希望しないことを伝えました。

 

もともとガンや交通事故などの延命治療に関しても同じで、夫に確認すると夫婦共にこの考えであると意思確認できました。

 

余談ですが、亡くなった義父は高齢になったこともあり以前から生前整理を行っていました。本来であれば全て終えるつもりでしたが、その最中に末期の肝臓がんを患い亡くなりました。義父は病院の待合室や入院しているベッドの上で、お見舞いに行く長男の夫と妻の義母に引継ぎを淡々と行い、亡くなった後の葬儀社まで自分で手配して亡くなりました。

 

義母に言わせると、夫と義父は良くに似た性格だそうで、夫は海外出張の時には万が一に飛行機事故やテロに巻き込まれ亡くなることを考え、遺産となる住居や車の相続や手放し方、保険や銀行の必要な情報の表をExcelで作り、「はい」と私に手渡すほど。

 

終活や墓問題に対しても、私たち夫婦は同じ年代の夫婦に比べるとよく話し合う方だと思います。そう言った訳で、このトリアージや延命治療についても「ご飯、何食べる?」的な普通の会話のように話がなされました (笑)

 

 

2匹の猫について

 

そして最大の問題の「猫たち」のことになります。

夫は猫が好きではありませんし、仕事上から「猫の世話をするのは無理」と言われました。

 

ちなみに予想通りの回答なので、あまりショックは受けません (苦笑)

だからこそ、猫が天寿を全うするまで死ねないのですよっ、わたし!

コロナごときに負けてる場合じゃないのですよ。

 

さて、猫のことをどうするかという話に戻します。

夫の飼育が望めないとなると、親兄弟と疎遠になっている私にはあてがなく、友人か夫の親族に託すか、里親募集しかありません。

 

どのような形であれ、この子たちが幸せに暮らせる家族と家が見つかるために夫には動いてもらいます。(もちろん馬車馬のように動いてもらいますよ)

 

具体的には、2パターンの譲り先を考えています。

 

  • 友人・知人・夫の親族のいずれかに里親になってもらう
  • 譲渡会に参加もしくは里親募集をして新たな里親を探す

 

 

尚、それらのために、事前・事後にできることは以下の通りになります。

 

私がすること(事前に)

 

  • 里親募集ができる準備(写真編集や「募集~譲渡」までのマニュアル作成)をする
  • 私の友人の連絡先を記し、さらに友人に事情を話しておく

 

夫がすること(事後に)

 

  • 夫の親族と友人・知人に里親にならないか打診する
  • 私が亡くなった際には、ボランティア活動をしている団体へ里親募集・譲渡会のノウハウを夫が教えてもらいに行く

 

 

最後に

 

この話し合いは正直楽しいものではありませんでしたが、率直な感想は「夫と猫の話がしっかりできて良かった」です。

 

人はいずれ命が尽きますよね。

それは新型コロナウイルスに関わらず、人の生き死には突然であり無情にやってきます。明日、交通事故に出合うかもしれない、犯罪に巻き込まれるかもしれない。またはガンや大病になるかもしれない。死をコントロールできないのですね。

 

偶然にも私は今まで生きてこられただけで、この先も偶然が続くとは限りません。

このテーマについての話し合いは、ネガティブな思いだけではなく、「安心して生きるための機会」として私は捉えています。死生観とも言うのでしょうか、死を見つめて今を生きるのようなもの。

 

ちょっと重いテーマですが他人事ではないので、一度ご家族みんなで話し合いの場をもってみてはいかがでしょうか?

 

この記事が少しでもどなたかの参考になれば幸いです。

 

 

▽本日のうちの猫▽

この子たちがいるから

日々笑いを忘れずに過ごせているのですよ

 

 
 
 
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