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HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

HSPと「自分は大丈夫」の落とし穴『正常性バイヤス』

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POINT

「自分は大丈夫」その根拠はありますか?

 

日々 世界規模で人の移動がある現在、一度起きてしまった疫病に対して、人の移動を制限する「国境の封鎖や入国制限」が難しいことは想定されていました。

 

事の重大さに気が付いた時には被害が大きく、現在パンデミックが起きているのは当然のシナリオと思えます

 

HSPの私は、新型コロナウィルスのパンデミックに対して「対岸の火」と思っている日本人の方が、私の周りを含めてとても多いことに戸惑いと違和感を感じています。

 

なぜこれほどまでに、感覚が違うのかを考えてみました。

 

HSPとは

 

【引用】

HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感で、

周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。

 

出展元:Take it easy for HSP

HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について

 

▽HSPに関する過去の記事です

 

 

 HSPの気質の中で「物事を深く考える」その裏付けから「直観が働く」などがありますが、違和感の裏にこの辺りが関わってくると考えています。

 

 

闇雲に不安がるのは危険だが、根拠のない大丈夫はもっと危険

 

  • 「ヨーロッパやアメリカは大変だね。日本はまだ感染者少ないから大丈夫だけど。」
  • 「朝からニュースで感染症の専門家の人が、このままだと日本もヨーロッパと同じようになるって言ってたの聞いて気分が悪くなった。せっかくの日曜に何を言うんだって思った」
  • 「子供たちの入学式や新学期どうなるんだろう、このまま日本はおさまるんだよね?」
  • 「若者は感染しても軽いっていうし、他の国より少ないからイベント行って平気でしょ?」
  • 「自粛だから強制じゃないでしょ?」
  • 「どうせ人はどこに行こうがいつかは死ぬんだから、私は旅行に行くわ」
  • 「支給されるお金はどう使おうか?」 等々

 

ここ最近 聞いた言葉の数々に違和感があるのですが、私だけでしょうか?

自分に関係ないこと、「対岸の火」として捉えているように感じます。

 

闇雲に不安がることは、冷静さを失いパニックへと繋がり、デマの情報を真に受けたり、買占め行動を引き起こすことになり危険です。

 

ただ、与えられる情報の範囲の中で情報の真偽を考えず、根拠の無い安心感から「大丈夫」と楽観的に判断する。これはさらに危険だと思えます。

 

今では「自粛疲れ」と言った言葉があるほど、新型コロナウィルスに対して人々の危機感が薄まりつつあるようです。「楽観的に出した判断から行動し、その2~3週間後に取り返しのつかない状況になるのでは?」と危惧しております。

 

その際、一番怖いのは中国やイタリアのような『医療崩壊』。病床・薬・医療機器・医師の不足により、重症患者への医療が難しくなる状況です。

 

実は内心、このまま自粛をはき違え続ければ「同じ状況になるかも」というか「もう手遅れかも」と思っていたりします。

 

 

正常性バイアス」と「同調行動」

 

この危険な状況について思い浮かんだのは「正常性バイアス」と「同調行動」という心理学の用語です。

 

【引用】

正常性バイアスとは元々、心理学や医療分野で使われる用語で、自分に都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう心理機能のことです。

 

地震や台風などの災害を、この正常性バイアスをもって認識してしまうと本来であれば一刻も早く行動を起こさないといけないような非常事態でも、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」という偏見(バイアス)によって、これは正常の範囲内だと無理やり認識しようとしてしまうのです。

 

出展元:ウッドピタの地震防災コラム

災害避難時の大敵 正常性バイアスとは

 

【引用】

同調行動とは、「まわりの意見や行動に合わせて、自分も同じように行動をしてしまうこと」をいいます。のことです。

 

同調行動は、意識的にする場合もありますし、無意識のうちに行っているケースもあります。

 

出展元:マイナビウーマン

同調行動とは? 同調行動がもたらすメリットとデメリット

 

災害大国の日本では、東日本大震災のような大きな災害が起きる度にこの用語も併せて報道されます。ただし、この心理は災害に限ったことだけでなく、事故や事件、また今回のようなケースにも該当し、前例がないことに対する「初動の遅れ・過信する」などは、この心理の影響が大きいようです。

 

また過去の災害時の事例から、発展途上国よりもインフラが発達している経済大国で多く陥りやすい問題とのこと。少なくとも多くの教訓を得ている日本は、なぜこの心理が働いてしまうのか?と悩ましい限りです。

 

この心理が日本人に働きやすいことについては、とても興味深いので 別の機会に掘り下げてみたいなと思いました。

 

 

HSPが考える備え

 

とは言え、嘆いても始まりませんので、自分なりの対策と備えを考えてみました。

 

  • 「手洗い・消毒・換気」「体調が悪い時は家を出ない」を徹底
  •  継続して不要な外出は控え、人が多いところへの外出を避ける
  •  加入保険の支払い条件を確認する
  •  生活用品・食料・処方薬などの備え
  •  政府や自治体からの情報を得るツールの備え
  • 「自分や家族など感染し入院や自宅待機になった場合」の対策と備えについて家族で話し合う

 

加入保険の支払い条件を確認する

 

支払い条件について既に保険会社からアナウンスがあるようですが、自分達が加入している保険の支払い条件を確認しておきます。

 

 

生活用品・食料・処方薬などの備え 

 

生活用品・食料など

 

  • 可能な限り買い物の回数を減らします。例えば、週に1回1週間分のまとめ買いを行う、ネットスーパーを利用するなど。
  • もともと災害用に備蓄(ローリングストック)していますが、その量を少し増やしています。
  • インフラが現状と同じ程度に保たれる前提で、長期保存が可能な食材(乾物や乾麺など)の食材を多めに準備しました。

 

 

マスクや消毒薬

 

  • マスクは「洗えるマスク」「手作りマスク」を自作して対応しています。
  • 消毒薬は以前から使っている「次亜塩素酸水」を少し多めに備蓄しています。

  

 

▽次亜塩素酸水はこちらを使用

 

 

持病などの処方薬・診察(持病:気管支喘息、花粉症)

 

  • 通院する医療機関の「診察時間・診察可能か・新型コロナウィルスの対策は万全か」を予めホームページなどで調べます。
  • 主治医と相談の上、多めの薬を処方してもらいます。

 

 

政府や自治体の情を得るための備え

 

地方自治体からの情報

 

  • 以前より災害時用に市役所の「防災メール」を受信できるように登録しており、そこへ新型コロナウィルスの情報も掲載されるようになりました。
  • 相談窓口「県民サポートセンター」の連絡先は既に防災メールにより確認できています。
  • 自治体による新しい動きがあれば常にホームページ上の「お知らせ」を確認します。

 

 

政府からの情報

 

  • 上記に関連するホームページを確認します。

 

 

その他、諸外国の情報

 

  • CNNやBBCなどの海外のニュースを見る。日本の報道では控えられていることは無いかを見ています。(ネットニュースも含む)
  • デマや誤った情報に惑わされないように医学的根拠のある専門記事や専門書を閲覧します。
  • 諸外国での日本人を含めたアジア人への差別や偏見などの動きがあるのかを確認する。
  • 上記と同じように、日本に暮らす外国人の方への差別や偏見の動きがないかを確認する。

 

 

「自分や家族など感染し入院や自宅待機になった場合」「職場が休業になった場合」の対策と備えについて家族で話し合う

 

  • 夫は既にテレワークが導入されているので業務に支障は無し
  • 私は完全休業、ただし働き手のメインは夫なので影響は低め
  • 私が入院の場合、猫の世話は夫が行う
  • 今後の経済によって経済的に影響があることが予想されるので特別費を試算しておく

 

以上ですが、今後も思いついたら随時更新予定です。

 

 

最後に

 

物事を深く考え、深く掘り下げた結果を周りの方々へ伝えたところで、聞き入れてもらえず落ち込むことがありました。

 

この落ち込む感情は「相手と自分の境界線があいまいで、相手の問題と自分の問題を混同して考えたり・感じたりする」HSP特有の『思考クセ』です。

 

残念ながら実際のところ、私の労力には限界があるように守れる人も限られます。相手の言動に違和感を感じ、自分の考えをサラっと話したところ 相手の理解が得られないのであるならば、直接さらに深く話すことは止めます。

 

この件について自分のことを責める必要もないですし、その方々はその方々の考えとポリシーで生きているので、私の問題ではないと感じています。言葉は冷たくなりますが「何かあっても、あなたの責任。自業自得」と言う訳です。

 

また少なくとも、今回の新型コロナウィルスも災害に対することと同様に「備え」が大切と考えます。闇雲に「不安がる」や「楽観視する」のではなく、冷静に情報を取捨選択し、自分と自分の家族にとってベターな選択をしていこうと思います。

 

世界全体での終息を早く迎えることが望まれています。感染被害や経済的損失などの被害が最小限になるように、自分の命と他人の命を脅かす行動は慎むとともに、またこの心配が杞憂になることを願っています。

 

特に日本にとっては前例の無いことばかり。少なくとも自分の行動が、大きな感染を引き起こす要因にならないようにしたいものです。一時の自粛や規制を軽んじる余り、長引けば自分達の首を絞めることにもなります。『リスクは最小限に、備えは最大限に』を心に留めたいと思います。

 

この記事が、どなたかの参考になれば幸いです。

 

 

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