楽な生き方 模索してます。

HSPの40代『不器用ながらも生きてます』

HSPの私が『子供を産まない人生』を選んだ理由

 

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POINT

【すべての女性は母親になることが幸せ】なのか?

 

今の日本では『女性は結婚して子を産み育てて初めて一人前となる』とされ、子供を産まない女性は『半人前』というレッテル貼りがあるなと感じます。

 

ましてや初めから子供を産むことを選択しない女性の考えや、その存在自体を理解されることは稀です。

 

その中で、私はあえて『子供を産まない人生』を選びました。

 

とてもセンシティブで個人的なお話ですが、この部分は【私の核(コア)】となるところなので、ここでは正直にあえて書いてみました。

 

<ご注意下さい>

この記事はあくまで個人的な考えなので、別のご意見を持つ方を非難や否定したりするものではありません。

読むことでご気分を害されることもあるかもしれませんが、もしご気分を害されたとしても、私には何もして差し上げられません。

その可能性がある方は、どうぞこの記事を読まずにそっと閉じて下さいませ。

 

 

 

【HSP】【HSC】とは

 

【引用】

HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感で、

周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。

 

出展元:Take it easy for HSP

HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について

 

【引用】

HSP(Highly Sensitive Person)というのは、1996年にアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が発表した概念で、生まれつきとても敏感な感覚や感受性を持った人たちのことをいいます。HSC(Highly Sensitive Child)は、その子ども版です。

 

出展元: ベネッセ 教育情報サイト

ひといちばい敏感でとても共感性の高い子どもをあらわすHSCとは? 感覚が敏感すぎる子のサポートはどうする?

  

過去の記事です
 ↓
ponnu3.hatenablog.com

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私と親との関係性

 

 自分自身が【HSP】という気質であると気が付いたのはここ最近1~2年の間のことです。

 

物心ついてから生き辛いと感じて生きていましたが、30代半ばに体調を大きく崩し、ほぼ2年程度 寝たきりの生活になりました。

 

何がどうしてここまで自分を追い詰め苦しめるのか、その理由を突き詰めていった中で、【HSP】という5人に1人の割合でいる生まれ持っての気質が背景にあると知りました。

 

この気質だけが原因で、生き辛さや親子関係が上手くいかなかった訳ではありませんが、大きく影響をうけていたのは間違いないでしょう。

 

ただ、この気質を親も本人もまた知らなかったために、大きく拗れた関係(こじれた関係)を生んでしまったのは残念としか言いようが無いです。

 

これまで何度も親子関係の修復を図りましたが、私の言動全てを否定をする親には何ひとつ届かず、最終的には親子関係を断つことでしか私が自分の身を守る術が無くなりました。

 

幸いなことに私はたくさんの人に恵まれており、特にこの件の理解者となっている夫は【よその家に嫁いで家を出た】という形で、私を実の両親から遠ざけてくれました。

 

 

子供を産むことで新たに生まれる問題

 

1.子供を理由にした親の過干渉

 

物心ついて親の干渉が尋常じゃないことに気が付きました。周りの子の親と明らかに違うとわかったのです。

 

社会人になり親に反対されながらも強引に家を出て独立してから、ほとんど実家には寄り付かなくなりました。

 

年頃になると世間体を保つために、しきりに結婚を勧め、孫の顔をという一般的な親の望みを押し付けてきました。

 

もともと独身でいようと決めていましたが、30代で夫と入籍することになりました。

 

その時、両親は『頑なで自分達がコントロールできなかった娘』が、やっと改心し自分たちの敷いたレールに乗ったと喜びました。

 

次に親が望んだのは、予想通り『孫を早く産め』ということでした。

 

執拗に電話口で催促をはじめ、自分の子供の幸せよりも世間体や、孫を抱く姿を周りに見せたいというエゴばかりを語るのです。

 

その姿から、孫(子供)という存在を理由に私の生活に入り込み、私を再びコントロールしようとする片鱗が見え 心底ぞっとしました。

 

 

2.子供へと繰り返される【身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト】

 

私は親から受けた接し方しか知りません。本来の親と子がどういった関係を築くのか、愛し方すらわからないのです。

 

そんな私がもし親になったとして、親にされたことを自分の子供に繰り返さないように心掛けたとしても、恐らく同じことをしてしまうと思います。

 

その理由は、ふと気が付くと言葉使いや怒りの沸点、ポイントが、反面教師としている親と同じという事実に気が付いたからです。

 

恐ろしいことですが、自分の中に一番嫌悪する性質が居るのです。

 

子供を育てる中で、自分が感情を制御できずに子供に同じことをしてしまう、それこそ私が苦しむ【負の連鎖】が子供の身に起こるだけです。

 

「自分がお腹を痛めて産んだ子だから大丈夫」「産めば何とかなる」「考え過ぎ、思い詰め過ぎ、真面目過ぎる」など母を始め周りからよく言われました。

 

もし何かあっても責任をとる必要はないのですから、所詮は他人事だと言えるでしょう。何の後押しにもなりません。

 

また「自分の子だから可愛い」がもし事実だとすれば、『なぜ虐待される子供がいるのか?』『なぜ虐待された人は、同じように自分の子供を虐待してしまうのか?』『なぜ虐待死関連の事件が起きるのか?』と問うと、誰も納得できる答えを言える人はいませんでした。

 

世の中には、自分がされたことを子供に繰り返すことなく子育てをする方もいらっしゃるように、繰り返してしまう親もいる以上、私は後者にならないと言い切れないのです。

 

一度も子供を欲しいと思ったことが無かった訳ではありませんが、言い切れない以上は、無責任に子供を産む道を選択することができませんでした。

 

【引用】

「身体的虐待」とは?

心理的虐待」

「ネグレクト」

 

出展元:子どもの虐待防止 - オレンジリボン運動

子ども虐待とは

 

 

3.子供を育てる上で、新たに発生する人間関係

 

いわゆる【ママ友】【PTA活動】【ご近所付き合い】のことです。

 

HSPの私は、自分らしくあるために必要最低限の人間関係の中で暮らすことを選んでいます。

 

仮に子供がいることにより、新たに増える人間関係を考えると怖くて仕方がありません。

 

まだ起きていない事に怯えても仕方がないことだとわかっていても、無理としか思えませんでした。

 

 

4.自分以上に心配する相手が増える

 

極度の心配症なので、『目の届かない・管理できない』といった子供が無事に過ごせるかわからない状況は耐えられないと思います。

 

その結果、前述した『2.子供へと繰り返される【身体的虐待・精神的虐待・ネグレクト】』と同様、両親が私にした『子供を自分の支配下に置いてコントロール』と同じことを子供にする姿を容易に想像できました。

 

 

 最後に

 

結婚を決める前に、夫と子供について話し合いました。

 

その結果、子供を望まない4つの理由と私の選択を尊重し、夫婦2人で生きることを望んでくれました。

 

後々に聞いたのですが、私が同席していない所で義母から子供の話が出た際には「自分が子供を望まないことにした。」と言ってくれたそうです。本当に有難いことです。

 

現時点でこの選択を後悔することはありません。多くの時間をかけて出した結果なので、迷いが全く無く、逆に平穏な心で過ごせることに幸せを感じています。

 

さらに40代になり、実の両親に限らず周り方からも子供について無神経に詮索されたり、例えそれが善意から来るものだとしても、押し付けだけのアドバイスを受けることが無くなったことに、正直ほっと胸をなで下しています。

 

もしみなさんにお願いできるとすれば、あえて子供を産まない人生を選択する人も少数ですがいるという事実をほんの少しでも知っていただければ幸いです。

 

そして、その選択をした方が周りにいらっしゃいましたら、どうぞそっとしておいて下さると有難いです。

 

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猫の生き方が 私のお手本です

 

最後になりましたが、少し重いテーマに対する私の拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

 

この場で、今回もまた正直な思いを書くことができて良かったです。

 

 

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